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高度・広範囲なブリッジSEの仕事

高度・広範囲なブリッジSEの仕事

システム開発の一般的な流れとは

近年ニーズが着実に増えているブリッジSEの求人に関心を持ったら、ブリッジSEについての理解を深めておきましょう。ブリッジSEの仕事内容を知るためには、システム開発の流れを知っておく必要があります。一般的なシステム開発は、クライアントからの要望を聞いて要件定義書にまとめる「要件定義」からスタートします。要件定義が終わると、要件定義書をもとに開発するシステムの機能や画面デザイン、システムの動きなどを文章にまとめた概要設計書を作成する「概要設計」の段階に移行します。概要設計が終わると、今度は概要設計をもとにプログラミングのための詳細設計書を作成する「詳細設計」の段階に入ります。設計関係の段取りが全部完了すると、設計書を受け取ったプログラマーがプログラミング言語で実際に開発を行う「プログラミング」の段階に入ります。プログラミングが完了するまでの間には、プログラムごとに行う「単体テスト」や機能ごとに行う「結合テスト」、プログラム全体で行う「総合テスト」などが実施され、設計通りにプログラムが動くかどうかを確かめながら開発が進められます。テストが完了すると、プログラムが当初の計画通りに完成しているかどうかの確認を行う「受け入れ確認」を経てから「リリース・本稼働」となり、その後はシステムをスムーズに利用するための「運用保守」を行います。ブリッジSEがかかわるニアショア開発やオフショア開発では、「プログラミング」と「テスト」の部分のみを依頼するのが一般的です。

ブリッジSEの仕事内容

ブリッジSEの仕事内容は、「仕事の進め方を伝えること」と「設計書で説明しきれない部分を補足説明すること」、「納品物の受け入れ確認を行う」ことの3つがメインです。日本と海外ではシステム開発における常識が異なる場合があるため、海外の依頼先に正確に依頼内容を伝えたくてもうまく伝わらないことがあります。担当のエンジニアが途中で変わってしまうことも珍しくないため、その都度仕事の進め方を説明しなければならなくなることもあるでしょう。技術的な面では心配がなくとも、認識が一致していなければ求めている成果物にはならないため、ブリッジSEの担う責任は重大です。日本人同士なら設計書の細かい部分を簡略化しても意思を読み取ってもらうことができますが、海外の依頼先に同じことは期待できません。そうなると、細かく説明しなければ伝わらない部分はブリッジSEがしっかりと補足説明をしておかなければなりません。そうしてシステムが完成したら、今度は納品物が設計書通りに完成しているかどうか確認し、必要があれば修正依頼をかけます。「設計の違いは解釈の違いであって修正の必要はない」という主張するケースも海外は多いことから、修正依頼を入れるのにもブリッジSEの腕が試されます。

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