ニーズが高まるブリッジSEになるための資格とは

必要なスキル

ブリッジSEは日本と海外の橋渡しを行うという業務の性質上、語学力だけでなく高いコミュニケーション力が求められます。システム開発のプロジェクトをどのように進めていくかを外国のエンジニアに伝えていかなければならないので、ブリッジSEの求人に応募するまでにシステム開発プロジェクトの内容を熟知できる力をつけておく必要があります。ブリッジSEはプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーという立場ではありませんが、依頼する日本の開発チームの要望を取りまとめられるだけのコミュニケーション力が必要です。語学力のレベルに関しては、伝えたいことの概要だけでなく詳細まで説明し、交渉したりトラブルを解消できるレベルの語学力が求められます。文法や語彙力があればそれに越したことはありませんが、最優先されるのは外国語で専門性の高い内容を正しく伝える力です。

国によって違う文化や習慣についての理解

日本と海外では、言葉だけでなく文化や習慣が大きく異なります。ビジネスに関する感覚が大きく異なっていると、双方の常識をそのまま相手にぶつけてもわかり合うことができません。そのような相手と同じ方向を向いて仕事ができるよう導くためには、ブリッジSEが双方の国の文化や習慣、考え方について理解しておかなければなりません。根本的な違いからくるトラブルを最小限に抑えることができるかどうかは、ブリッジSEのまとめ方にかかっているのです。

PMP

「PMP」はProject Management Professionalの略で、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMPの資格は国内外の企業からの信頼が厚いので、ブリッジSEとして活躍したい人にはおすすめの資格です。この資格を取得することによって、体系的な仕事の進め方を身につけることができます。

PMP資格・試験について見る

自己流ではなく世界共通の資格に根ざした方法論を持っていることがPMPの資格で証明されるので、海外へのアプローチがしやすくなります。

未経験から目指す

ブリッジSEに求められているのは、プロジェクトマネージャーとしての資質と能力です。つまり、未経験から他のプロセスを飛ばしていきなりブリッジSEになることはできないということです。ブリッジSEを目指すならば、まずはエンジニアとして開発現場で経験を重ねていく必要があります。そのようにしてエンジニアとしての力をつけつつ、語学やマネジメントについての実力をつけていくよう努力しましょう。オフショア開発を行っている現場で働くことができるなら、ブリッジSEの仕事を実際に見て学ぶこともできます。

• ブリッジSEになるためには